東方花映塚

ティンクルスタースプライツ(以下TSS)」をベースにした東方オールスターズ対戦シューティング。これを出したということは、ちょっと前に出た「東方萃夢想」では東方の対戦ゲームとしては不出来だったということか、ZUNさんが自分で作りたいと思ったのか。
TSSかと思って編隊にザコアタック絡めて倒していたら、どうもよろしくない。恐ろしく白弾が振ってきてどうにもならない。説明書を見てみたら、どうも編隊を倒すのがメインではなく、白弾を消す量によって攻撃できるらしい。弾幕で戦うという東方ならそう変わるもんかなーと思いつつも、東方は避けてなんぼなんじゃないかな、と思わないでもないわけです。しかしチャージアタックの弾は消せないので避けるしかなく、そうすると自フィールドしか見れないので、やっぱり対戦の雰囲気はあまり無いですね。特にザコアタックがフッと出てくるので、もっとTSSのように直接的に攻撃してる感があるとよいかな、と思いました。ザコアタックを吸霊するという要素はとっても煩雑で好きじゃないです。雑魚の回転が悪くなるので多用せず要所要所で使うべき、という意図はわかるのですが・・・。キャラ差が大きいのもどうかと。前方に展開できないと編隊に組み込んで連爆多くしたり、白弾上手く消せませんよ。
TSSのボスがどちらか一方にしか出ない仕様を踏襲したのは描画制限の問題なのかわかりませんが、東方だったらどっちにも出ててもいいんじゃないでしょうか。そもそも対戦相手がそのままボスアタックしてるのが疑問なんですが、式神ですか?
その他、音楽は花の人の出だし、天狗の人の昭和前半を思わせるところとサビの入り方が良いです。お話は三途の川の渡し守についてなんですが、西洋のHellってどういう世界なのかむしろわからない。お彼岸ってのは和風ですけど。渡し守が鎌持ってる時点で死神の要素も取り入れつつ・・・東方ってそういうもんですね。
説明書に「TSSの皮を被った」とか挑発的なことを書いているため、信者が「TSSやってみたけど東方花映塚のほうが面白かった」とか言う人も居ますけど、そりゃ東方信者なんだし、TSSは10年以上前のものなんだからそれより面白くないとおかしいでしょ。