げんしけん二代目
オタクをテーマにした漫画の金字塔、「げんしけん」の続編。
前作は表主人公笹原が漫画っぽくサークルをリードして自己実現していくストーリー、と見せかけてその実、裏主人公班目と咲の恋愛距離が主題だったと信じています。
二代目では一見、代替わりしてBLメインとなったサークルを描いた、美少女日常系を意識した作りとしながらも、やはりその中の男の娘こと波戸と班目の恋愛距離が主軸となっています。
二次元に毒されて男でも可愛いと思ってしまったり、
社会人になっても居心地の良い部活に顔を出してみたり、
でも社会人になったらコミケとかに足が遠のいてしまったり、
周囲に告白を強要されてそれでも話をそらしたり、
それでも咲から話を振られて、流れで変な告白をしてしまったり、
告白の結果がわかっていながらも変な期待をしてみたり、
それでもきっぱり振られて、どんな顔していいかわからなくなったり。
「げんしけん」は班目をして「オタクってそんなんだよね」と自虐的に表現している漫画のように思います。