涼宮ハルヒの憂鬱

ラノベが凄い人気ですね。オレはラノベが性に合いませんけど。
傾向的な話ですけど、ラノベは日常生活にファンタジー要素が入っているのに他の要素は全くもって普通なノリなのがスゴイ違和感があるんです。バタフライエフェクトなんて言葉があるくらいなのに、なんでそんな強烈なファンタジー入ってても他の部分は日常的なのか、そして当事者も結構な日常生活、精神状態を保っているのか、と理不尽に感じてしまうわけです。むしろそれらがラノベの必要条件になっているんじゃないかと思います。
さて「涼宮ハルヒの憂鬱」ですが、あっさりすんなり終わりましたなー。オレは主人公キョンの夢オチだろうと思ってました。だってあまりにもご都合主義過ぎる。話の筋は・・・主人公は日常生活に飽きていた。そうすると後ろの席に変った、そして行動力のある可愛い女の子がいた。その子に1度(それもぶっきらぼうに)話しかけただけで付きまとわれるようになり、なすがままにされていると超常的な(そして可愛い)人物、アクシデントに巻き込まれるようになった。・・・ということで、自分は普通(なので特殊能力を持つ責任が発生しない)で全くもって能動的に動かない、そして回りに美少女が集まってきてアクシデントが起こる、というのはオタクにとって理想的なシチュエーションですよね。たまに能動的な行動を起こさないといけないとしても、その前に指示や強制的な力があるため迷うことも無く仕方無くやる(でもオイシイ)。これではキョンに理想的過ぎます。夢オチは百歩譲るとしても、実はキョンの想像具現化世界であり、キョンが望んでいるんだからこのままでいいじゃないか、ということになったほうが良かったかなーと思いました。やっぱりオレにはラノベのセンスは合わない気がします。
キャラは可愛いし、OP,EDもノリが良くて良かったです。OPのアニメーション、使いまわしで尺を稼いでるのが素晴らしいと思いました。