ef - a tale of memories

主人公が漫画家で体育会系かつ妹風の女の子と他人に依存しないと精神不安定になる女の子の話が1つ、事故の後遺症で13時間で記憶が消える女の子と付き合う話が1つ。2つの話は独立しているという、割り切った作りです。
前者の話は、優柔不断な主人公がどっちにもいい顔しようとしてどっちも傷つけるという、まぁありがちなストーリー。依存性の強い女の子が浮気されてヒステリックになるのは現実世界でもありがちですが、その程度が最近流行りの”ヤンデレ”風です。それだけ。
後者の話は最近流行った記憶が無くなる人の話。ただ、13時間という結構長めな時間設定のため、思い返していれば結構忘れません。「博士の愛した数式」は4時間なので眠ると確実に消えてしまいます。そのため色々と対処が必要です。「メメント」は10分ぐらいだったかな?他人に色々遊ばれてしまうため困りものです。
基本的には病気を簡単に考えている主人公が女の子の保護者的な人から色々言われて、そのたびに「ボクはなんて浅はかだったんだ・・・!」みたいなショックを受けるというパターン。アホすぎです。まぁ女の子のほうも忘れすぎなのですが。最終的には初デート*1でヤッてしまった上、女の子の方から手を引こうとするという殊勝な展開なのですが、好きな人と初めてヤッた次の日にすっかり忘れてるわけねーだろ!ちょっと短絡的なオチでした。ちなみにヒロインが細身なのに巨乳すぎて違和感があります。どうなんだ。
そもそものところ、恋心がどれだけ持ち越されているかは実際に障害になってみないとわからないのでなんともいえないんですがね。作中では”リセットしました!”という明示的なイベントが無い限りはワリと持ち越されています。それはそれでいいのかもしれません。許容できる作中ルールです。
なお、前にも書いたとおり、日本人には非常に綺麗に見えるOPが印象的です。

*1:毎日会ってるので別に初デートというわけではないでしょうが