げんしけん2

アフタヌーン連載「げんしけん」の第二期。
5年以上前に原作を読んだときは、序盤はオタクの現実を描いていて良いけれど、後々巷の人気を受け手オタクの理想を描くようになってしまい面白くなくなった、と思っていました。今観てみると非常に共感できる点が沢山ありまして、オレも大人になったのかな、と感慨深いです。当時は「NHKにようこそ」にしか共感できなかったのに・・・(−_−; 同人誌を作る話、大野さんと田中の話、笹原の就職の話はあるあるもあり、解答もあり、非常に道徳的な内容になっていたと思います。特に就職では受動的オタク共通の問題である自分の無能さと直面する重要な機会であるため、自宅警備員と自嘲している方々(ホントにそんな人が居るのか知りませんが)は自分のこととして受け止めて欲しいものです。オレは大野と田中の話を真摯に受け止めます・・・いや、無理orz
斑目から春日部さんへの好意はわかりやすく描かれていたものの具体的にどうだとか心の動きがどうとかはあまり無かったように思えるのでそこをフィーチャーしてほしいと思ってます。笹原はオタクの理想、斑目はオタクの現実だと思ってるので。
荻上役の水橋かおりのファルセットっぽい声は凄い魅力的ですね。ちょっと注目するようになりました。