ダンタリアンの書架

戦後のヨーロッパを舞台に、異次元の書架の入り口となっている女の子を従え、青年が呪いの書(幻書)を回収するお話です。
特定分野をフィーチャーしたファンタジー、流行ってますね。本作は本をベースにしたミステリーなので「ビブリア古書堂の事件手帖」と比較する点は多いのですが、あちらはリアルな本にリアル日本、こちらは想像上かつ人外の能力を持つ本にヨーロッパなので全然違いました!(笑) こっちは単なるファンタジー世界のミステリーですね。
話もなかなか面白かったです。一応は幻書の能力での戦闘も可能なようですが、アクションよりミステリーに主眼を置いていたのが良かったです。アニメだからってアクションを見せたい作品は、ストーリーが面白いのが前提だということを認識して欲しいです(笑)
ダンタリアンは沢城みゆきが演じる高慢ちきなゴスロリ少女。主人公の青年ヒューイとは恋愛感情が生まれるような感じではないので、微笑ましく見られます。沢城みゆきは最近大人の役が多いので、ちょっと新鮮な感じがして良かったです。