輪るピングドラム

ハイセンスすぎるほどハイセンスなつくり、「生存戦略」というキャッチコピー。ももクロを使用するなど印象的な楽曲、などなど作り手の意気込みが感じられた作品でした。残念なのは、シナリオの前半が単にそんなに可愛らしさが無いのにクレイジーな女子高生リンゴが、片思いの先生をストーキングするという話になっているということ。主人公の男子校生晶馬が、地球外生命体から指示されてわけも分からずそれをサポートするという展開に付いていけなくて切って(見るのをやめて)しまった人も多いんではないでしょうか。

後半からはうって変わってシリアスかつ重い話に。リンゴがストーキングした原因となっている姉桃果の未来日記。主人公兄弟とその両親、周辺キャラの因縁。すべての元凶となった地下鉄爆破事件とは・・・。

次が気になるストーリーは良く出来ていましたし、演出も凝っていて素晴らしかったのですが、とっかかりの部分と、毎回発生する謎のペンギン登場シーンがしつこ過ぎたのが、評価が高くならなかった原因ではないかと。
全部見ると素晴らしいのですが・・・少し残念です。