境界の彼方

不死で半妖の男子高校生と、妖怪ハンターの女子高生のボーイミーツガール。
主人公が不死というのは「これはゾンビですか?」とか割とあるし半妖なのは「NARUTO」っぽいし、妖怪ハンターも星の数ほどあるので、ありきたりな感じにも思ってました。が、本作は伏線が上手く張られているのが良いです。
冒頭の少年と少女が会うところが急なのでなんだか変な感じなのですが、少女は異能のせいで人付き合いが苦手という序盤のフリによって、二人が出会った本当の理由が上手く隠されていました。ラノベ原作のアニメは中盤で盛り上がって、最終話まではダラダラと続けているだけ、みたいなのが多いのですが、これについても本作はダラダラに見えて核心が用意されている、というのも良かったです。
ちょっと最後あたりの設定が良く分からない感じもありましたけど。なんで栗山さんがずっと戦っていられるかとか、あそこはどこなのかとか、何で上空にあるのかとか、ジャンプしたら入れるのか、とか。

キャラの魅力というか萌えっぽいのはあまり感じられないし、茅原美里は相変わらず演技が下手なのが残念ではあります。お話重視!