神様のいない日曜日

神が人から死を無くした代わりに”墓守”に埋められて死ねる世界。墓守と人間のハーフの少女が困った人を救うために世界を旅するお話。
主人公の幼女に豊崎愛生を使うなどキャスティングは非常に豪華かつ合っているのですが、肝心の話がどうにも。”墓守”が主体のこの話で主人公は”墓守”でも無く、しかも本物の”墓守”が同行するので存在の意味がありません。中世ヨーロッパが舞台かと思いきや車に乗ったりバスケをしていたりと、なんだかよくわかりません。
死をテーマにしたいのはわかるのですが、生でも死でも同じならどちらにも意味は無く、生きるのを止めるか否かだと思うんです。ただ、そういう話は無くて、全員不死の村とか、皆の願いでループする世界とか、設定を基にした話を展開する気がないようです。