残響のテロル

高校生2人が日本で謎解きつきテロを企てる、という話。
超人類研究機関から逃げ出した二人が機関の首謀者たちへの復讐として行っていたのがテロ、というオチ。そして警察へ謎解き勝負をかけていたのは、先に察して機関の存在を明らかにしてほしかったから、という名目。そして核は成層圏で爆発し、電磁波テロが起こったらしい。それで放射能が降りてこないかわからんのですが。

にしても、主人公がテロを仕掛けるからにはその正当性がカギとなるわけですが、それが機関の告発というところでちょっと弱い。それも結果として電磁波テロの後自首。不殺の精神が必要だとはいえ、それでもなかなか厳しい。やはり現代で主人公側では納得感が出せないかと。脱出ゲームの影響で謎解きが流行っているのはわかりますが、謎解きも自己満足としか思えません。やはり世界を救わないといけないのか。そしてヒロインキャラを出さないといけないのか。